はじめまして、原です。よろしくお願いいたします。
「SuperDry 極度乾燥(しなさい)」という言葉を聞いたことはあるだろうか。
聞いたも何も、その前に字面的に色々とツッコミ感満載なのだが、実はヨーロッパを中心に展開する英国発のファッションブランド( http://www.superdry.com/ )である。
しかもこれが若者に非常に人気があるので、ロンドンで初めて見た時は衝撃だった。
早い話、日本語がクールという捉えられ方をしている結果なのであるが、フォント好きの自分としては、ブランドロゴで使用されている日本語フォントがそもそもダサいし、販売されている商品にデザインされている日本語も摩訶不思議な日本語が多く、これまた「無いわ〜」と思っていた。
しかし、その感覚が一周して摩訶不思議な日本語も良いアクセントだと思えてきて、近頃じゃ海外旅行へ行くと「SuperDry 極度乾燥(しなさい)」のショップを探して、Tシャツを購入してる自分がいたりする。
ところで、こうした海外から見るとイケてる日本の文化、俗に言うクールジャパン的なものは結構多く、メジャーなものであればハイテクトイレなんかがそれにあたるが、興味のある方はANAのプロモーションサイト「IS JAPAN COOL?( https://www.ana-cooljapan.com/ )」を見てもらうとして、今回採り上げたいのは日本のクリーニング屋さんの看板がクールという興味深い視点だ。
PingMagというオンラインデザインマガジンで紹介されている「クリーニング屋さんのタイポグラフィ( http://pingmag.jp/jp/2006/07/03/dry-cleaning-typography/ )」の記事では、昭和ライクなクリーニング屋さんの看板などを多く紹介している。
確かにお店の看板にある「クリーニング」という文字に使用されているフォントは系統は似つつも非常に多く、アイロンを滑らすイメージからなのか斜体にしているパターンが多い。
そして絶妙にロゴタイプ化されているものもあったりする。更にナントカクリーニングという店名ではなく「クリーニング」というサービス名を大胆にレイアウトし、その横とか下とかに「木村」とか「ナカムラ」とかの名前をトーカ堂の北社長ばりに控えめに配置しているケースも多い。そして極めつけは、現代では主流であるMacを使用したデザインされた感が薄く、手描きによるレタリングっぽさがまた味である。
何はともあれ、いつか「SuperDry 極度乾燥(しなさい)」で「クリーニング」と描かれたTシャツやスウェットが売られていたりしたら、なかなか面白いと思う。
ちなみに海外ではクリーニング屋さんは「Drycleaners」となっており、その響きや字面もカッコいいと感じる。個人的にはその文字が描かれたTシャツが売っていれた是非買いたいと思ってしまうあたり、ものは見方次第で色んな感じ方が出来るのが面白いと感じる。
参考:http://matome.naver.jp/odai/2133006375490408201?page=2
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