ワイシャツやポロシャツなどで、形態安定とかノーアイロンといった機能の製品がありますが、医療現場の皆さんが着られる白衣や、食品工場等のユニフォームなども、その多くがノーアイロンタイプになっています。
以前は綿素材が多かったユニフォームですが、このところは綿とポリエステルの混紡素材が主流となり、縮みにくい、シワになりにくい特徴により、アイロンプレスが不要のユニフォームになってきています。
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
ユニフォームレンタルの工場で見られるユニフォームのほとんども、
綿30%・ポリ70%といった混紡製品ですが、
だからといって、洗って乾燥したら、それで完成というわけではありません。
洗濯後の乾燥では、半分程度の乾き具合にして、そこからトンネルフィニッシャーという機械で仕上げを行います。
コンベアで自動に品物が流れるトンネルの中では、
ユニフォームに熱風とスチームをかけ、
ハンガーを揺らしながら熱板にパタパタと当ててシワをのばします。
これにより、乾燥しただけのものとは違って、アイロンをかけたようにピシッと仕上がってトンネルから出てくるのです。
しかも、そのスピードは1時間に500~1000点と高速です。
ノーアイロンのようで、ノーアイロンとは異なるプロの仕上げは、
こうしたクリーニング専用の特別な機械が使われているからなんです。
日笠京介(Kyosuke Hikasa) ゼンドラ株式会社・取締役 リネンサプライ工場の取材をメインに、全国(たまに海外も)を飛び回るが、最近はコロナで出張もできず飲みにも行けず、悶々と過ごしている。愛犬(バーニーズ)が唯一の癒し。 |