『パニエのお話』
3月の終わりの寒さはなくなり、春らしい暖かさの4月前半になっています。
サクラが満開になると“春が来た”と感じますね。
今年は入学式や入社式にサクラが咲いて良い門出の春になりました。春はウェディングのシーズンでもあって、今回はウェディンドレスでよく使われているパニエのお話です。
最近はウェディンドレスだけではなく、ワンピースやスカートなどを膨らませるために着用される方が多くなっています。
パニエ(panier)は下着やファウンデーションの一種で、昔からヨーロッパではドレスなどのスカートを美しい形に広がらせるためにドレスの下に着用したのが始まりみたいです。
上半身をコルセットで締め付けて、スカート部分を膨らませる事で、上半身の細さを強調するスタイルが当時のウェディングスタイルでした。現在のパニエはチュチュともいわれ、ウェディンドレスだけではなくスカートやワンピースなどにも着用するようになりました。
チュチュはクラッシックバレエの衣装などで使われているのが有名ですね。
パニエは花びらのように何枚かのレースやフリル、リボンで作られていて、スカートのボリュームをアップさせて華やかさを強調するデザインになっています。
最近では、ロリータファッションやクラシカルなモード系のスカートの下にパニエを着用される事が多くなっています
時の流れの中でスタイルをチェンジできるファッションアイテムですね。ステキな春をお過ごしください
(文/Kazuya Oguro)
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