今日は
「これスゴク汚れてない?」でもほぼ新品です。
「きれい!にしてはダメ」な製品はクリーニング店の受付時に教えてください。というお話です。
下に続く
電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
写真のデニムは10万円相当です。
そして!よく見ると、顔料で汚れが書いてあります。
これは「汚しデザイン」なのです。
クリーニング店は日夜衣類を扱っております。高額商品こそクリーニング店に集まるので、トレンドには敏感になります。しかしたまに「ついていけないデザイン」があります。
「汚し(手垢風、ペンキついた風)」
「ダーメージ(散弾銃でTシャツ打ち抜いた、擦り切れた風)」
「旅行カバンに半年詰め込んだようなプリーツ加工」
とかです。
高度な染み抜き、洗浄、仕上げを行いたくなる商品です。
それでそのファッションを台無しにしてしまう。
頑張ったのに誰も喜ばないのは不幸ですよね。
こういうお品物は多いわけではありません。ファション業界のある顧客層の特有のお品物です。
お客様の流行トレンドへの感度によって、ファッションを売る業界は大きく3つの顧客ターゲットを絞って販売しているようです。
【イメージターゲット】
【リードターゲット】
【リアルターゲット】
と呼んでいます。表現はいろいろな書物に書かれていて言葉は様々ですが意味は一緒です。
特徴は、以下のようになります。
1.イメージターゲット:ファッションの革新者で、いつも誰よりも先にトレンドを追いかけている方のこと。非常に少ないです。
一部のお金持ちや芸能人などがこれに該当します。あと原宿駅あたりで、2度見してしまう衣装を着られている方。
たとえば、「セレブ」といわれる人々、若者のファッションリーダー、「きゃりーぱみゅぱみゅ」「林家ペー・パー」「ダンディ坂野」さん達です。あれ後半違うかな?
2.リードターゲット:イメージターゲットは過激すぎるので、良いところ特徴をスタイルを取り入れ、トレンドを形成することに価値を感じている方で、最もトレンド
情報に敏感です。あの人の着こなし素敵!と町でイケてる方。よくファッション雑誌に取り上げられる「読者モデル」的な方がこのリードターゲットといえます。
3.リアルターゲット:リアルターゲットとは、実際に店頭で商品を購入する層のことです。一度流行ると同じような製品ををファション業界全体で作ります。
流行っているファッションを購入する大半の「お客さん」のことですね。
このなかで、イメージターゲットとなるお客様こそが、我々の悩むところです。
変化の多いユニークなお洋服を好まれるので、その価値観がこちらにまだ伝わっていないのです。一生懸命勉強してもついていけるのは、「リードターゲット」といったところです。
このようにクリーニング店の常識で洗い・仕上げを行うと、ご迷惑をお掛けすることがありますので、「これはこういう製品だから、注意して!」と一声かけていただけると。
こちらも大変勉強にあるのでよろしくお願いしたいところです。
(文/Yoshihiro Tamura)
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