時折夏に逆戻りしたような日差しの日もありますが、朝晩冷え込む日も多くなりました。一日の気温差も激しいので、体調にも気をつけてくださいね。
ところで、濃色の衣類、特にブラック系の衣類が部分的に赤っぽく見えることはありませんか?赤いシミを付けたかな?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは変色です。退色とも言います。
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ご存知の方も多いとは思いますが、洋服の色は青・赤・黄色の3色で構成されています。3色の割合によってすべての色が作られているわけです。全てを同じ割合で混ぜると黒になるという事です。
実は色によって時間経過によって薄くなる速度が違うことは知っていましたか?色の強度という表現がわかりやすいかどうかわかりませんが大体、黄>赤>青の強さです。様々な条件や要因によって違いますがおおむねこの順番です。
要するに同じ条件下でも青色から色素の破壊が起こる為、ブラック系の衣類が赤っぽくなったり、オレンジになったりするのです。ちなみに勘のいい方ならおわかりでしょうが、もっと退色が進むと赤も破壊されて黄色っぽくなります。
衣類の色が破壊される理由は、紫外線(太陽光・蛍光灯など)窒素ガス・汗・熱・漂白剤・食べこぼし等でしょうか。
経験上、肩から袖にかけて広範囲に退色してしまう場合が多いと思いますので、紫外線が原因と思われます。広範囲に退色してしまいますと目立ちますし修正も困難となります。そうならないように対策を取りましょう。
まず論外なのはハンガーをカーテンレールに掛けること。モロに太陽光に衣類がさらされ退色します。同様の理由で窓際にハンガーラックを置くのはやめましょう。
次にウォークインクローゼットやハンガーラックは蛍光灯への注意も必要です。出来ればラックカバーをかけて守ってもらいたいものです。保管中に時間をかけてだんだんと退色してしまいますので、是非クローゼットをチェックしてみてください。
イドカバネットは
村上裕之(Hiroyuki Murakami)
山口市のクリーニング店の2代目。趣味はおいしいものを食べることとマンガを読むこと。会社のミッションは服を大切に着る文化づくりに貢献すること。最高のクリーニングを提供するためお客様からいただく納期に対して地域に募金をしたり、J2リーグ所属「レノファ山口」のユニフォームクリーニングなど地元に貢献中。
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