ここ数年、コインランドリー事業へ進出する方が多いのをご存知でしょうか?
その影響は、コインランドリー用の洗濯乾燥機の需給バランスが崩れ、現在、機械は3ヶ月〜半年待ちの様相。マイナス金利の影響で投資資金が出やすい状況も追い風となり、いまプチコインランドリーブームです。
しかし、家に洗濯機があるというのに、どうしてコインランドリーを利用する方が増えているのでしょうか?そこには、人々のライフスタイルの変化が大きく影響していると言われております。
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家に洗濯機があるのに、コインランドリーを利用する人が増えている点について、一つの大きな傾向がございます。コインランドリー利用者の大半は以前は単身者や学生であったのに対し、現在は主婦が中心なのです。
家の洗濯機を使わずに、コインランドリーに行ってわざわざお金を払ってまで洗濯機を利用する理由は、「一度に大量の洗濯ものを洗って・乾燥まで終わってしまう」からに他なりません。週末土曜日に一週間分の下着やシャツなどの洗濯を一度に済ませてしまうなど、夫婦共働き世帯のライフスタイルの変化です。特筆すべきは、夫婦+子どもの平均的な世帯まで、いまコインランドリーを利用している点です。
そして、共働き夫婦世帯におけるライフスタイルの変化とは、「余暇時間の充実と家事労働時間の短縮傾向」です。
家族一週間分の洗濯物を一度に洗えて・乾燥機で一度に乾かすことができ、かかる時間はおおよそ1時間半。もし一週間分の洗濯と干す作業・部屋に取り込む作業を自宅で行うとするならば、洗濯3回転は必要。夕方前に取り込むまで、かなりの時間がかかります。
反対にコインランドリーを積極利用する方は、時間の使い方が上手で、半日以上(ほぼ丸一日)かかる洗濯作業を一時間半で終わらせて、土曜日の午後から日曜日丸一日、空いた時間にお出かけや余暇の充実に時間を費やすパターンが多くなっているのです。
「週末くらいは家事労働から解放してほしい」という奥様の要望や、「週末は子どもとの時間を大切にしたい」旦那様が増え時間を有効に活用したいニーズがコインランドリー利用を後押ししており、土曜日朝はそんな奥様方の利用で、洗濯・乾燥機がフル回転の状態なのです。
プチブームのコインランドリー…本当に儲かるのでしょうか?
ビジネス投資ですから簡単なものではありませんが、ポイントはいくつかございます。
以降、洗濯業界ならではの視点から、まとめていきたいと思います。
関 誠(Makoto Seki) ゼンドラ株式会社・代表取締役 クリーニング・テキスタイルレンタル業界の専門新聞社。当サイト「イドカバネット」の運営を行ないながら、洗濯の楽しさ・クリーニングの素晴らしさを伝える。最近は、洗濯サービスと他業とのコラボレーションを研究し全国を奔走している。 オフィシャルサイト http://www.zendora.co.jp |
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