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きれい
2016/08/02

再利用したい!口が細い瓶やペットボトルの中をきれいに洗う方法

イドカバネット

今日は、口の細い瓶やペットボトルの中をきれいに洗う方法です。

スポンジが入るならば良いものの、口の細い瓶やペットボトルを洗う時、みなさまはどのようにして行っていますか?

哺乳瓶なども洗える専用のスポンジをお持ちでしたら問題ありませんが、子育て中の方しかそうそう持っているものでもありませんね。

一般的には菜箸などを使って瓶の中にスポンジ類を押し込んで洗うのが一般的ですが、再利用される瓶をこのように物理的に洗っているとは到底思えません。

こんなとき、科学の力が役に立ちます。

下に続く


 

電車内や人混みなど
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そもそも汚れとは

・水溶性の汚れ=水院溶ける汚れ(醤油・塩・砂糖・アルコール・汗など)
・油溶性の汚れ=油に溶ける汚れ(皮脂・口紅・ファンデーション・サラダ油・バター・グリスなど)
・不溶性=水にも油にも溶けない汚れ(泥・砂・石・ホコリ・カーボンなど)
・色素=水にも油にも溶けず物理的に取り除くことができない汚れ(インク・染料・変色した汗シミなど)

これらのまとめられますが
瓶やペットボトル内の汚れでも、水溶性の汚れは水道水で取り除けます。気になるのは要は油汚れですよね。



そこで、油汚れを取り除く方法としていくつか考えられますが
・ドライクリーニング溶剤
・アルカリ剤
これらを用いる方法が考えられます。

しかし、ご家庭でドライクリーニング溶剤を使用することはできませんので、アルカリ剤を使うのが一般的です。

アルカリ剤を使うとなぜ油汚れが溶けるのか?

「水」と「油」など、そもそもお互いに混ざることがない物質同士が混ざり合わさる現象を「乳化(にゅうか)」といいます。マヨネーズが良い例です。酢と卵と油が均一に混ざり合った状態のものがマヨネーズですが、乳化された状態の代名詞と言えるものですが、乳化させるだけでは混ざっているだけで水に溶ける物質になったわけではありませんから、マヨネーズの汚れは水道水だけではきれいになりませんね。

ならばどうするのか?というと

油そのものを水に溶けやすい物質「石鹸」に化学反応させて、水で取り除く方法です。

油脂をアルカリ剤で加水分解することを「鹸化(けんか)」といいますが、いくつかの方法があるものの、油脂や油脂から取り除いた脂肪酸とアルカリを直接反応させて石鹸は作られます。

セスキ炭酸ソーダや重曹を用いて油汚れを取り除く方法は、どれも一緒の原理です。今回はこの方法を用います。


手の届かない口細の「瓶」を洗うには

それでは実際に瓶を洗う方法を。


用意するものは

ペットボトル
水500ml
セスキ炭酸ソーダ小さじ1

これを混ぜ合わせて水溶液を作り、瓶の中に入れてシェイクし、あとは十分な水で濯ぐだけ。これで大まかな油汚れは取り除けます。

物理的についてしまった不溶性汚れを取り除きたい場合は、次の方法もお試しください。

「ペットボトル」をきれいに洗いたい時には

残念ながら、ペットボトルはアルカリに対して耐性がありませんので、洗って再利用したい場合は別な方法を試します。

また、不溶性の汚れを取り除きたい場合は、あるものを使うと良いのです。
そのあるものとは


卵の殻です

瓶やペットボトルの中に4分の1ほど水を入れ
食器用中性洗剤を一滴
そこに細かく砕いた卵の殻をいれて Let’s シェイク!

卵の殻が瓶やボトル内部の汚れに物理的に直接作用し、きれいに洗い上げます。



セスキ炭酸ソーダは、換気扇まわりやガス器具まわりのしつこい油汚れには効果テキメンです。覚えておくと便利ですよ。








この記事を書いた人
関 誠(Makoto Seki)
ゼンドラ株式会社・代表取締役

クリーニング・テキスタイルレンタル業界の専門新聞社。当サイト「イドカバネット」の運営を行ないながら、洗濯の楽しさ・クリーニングの素晴らしさを伝える。最近は、洗濯サービスと他業とのコラボレーションを研究し全国を奔走している。
オフィシャルサイト http://www.zendora.co.jp

 






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