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きれい
2015/05/30

新しい服を買うことは、新しい家族を迎え入れるようなもの

イドカバネット

みなさんは、服を買う時って、何か基準を持って買っていますか??

服の値段が安くなっている現在、「汚れたら捨ていればいいや」とか「ワンシーズン着れればいいや」なんて人も多い時代で、服を選びに選ぶということは少なくなっているのではないでしょうか??


でも、そもそも何かを自分のところに迎え入れると言うのは、いわば結婚のようなものだったり、家族が増えるようなものではないでしょうか?

 

いつから、僕たちはモノを「消費」するようになってしまったのだろう。


下に続く


 

電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適

呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」


 

宅配・保管クリーニング(ラクリ)・株式会社ルビー
宅配・保管クリーニング(ラクリ)

 


 





以前に、僕の家の近くのホームセンターに行ったら、ミニチュアダックスが3万円で売っていたことがありました。

そこで僕はふと、そのワンコが病気やケガした時のことを考えました。

ペットの場合は、保険がきかないので治療費が高額になりがちです。

仮に、3万円で飼うことにしたとしても、一回の手術で倍以上にお金がかかることもある。でも、普通「新しく買った方が安いので処分します」ということにはなりませんよね??

でも、服の場合はどうだろう??

服の場合は、クリーニング屋さんでの染み抜きが手術の様なものです。
染み抜きは、普通にクリーニングするのに比べ料金が高額になりやすい。
そうすると「買った方が安いので。。。」と言う人もいらっしゃいます。

なぜ??


服の場合は家族同然のペットに比べて大事にする気持ちが圧倒的に少ないのだと思う。

これって・・・なんか寂しくないですか??

自分のところに迎え入れるのであれば、
「一生寄り添える服なのかどうか??」
手にとった時に、そのくらいの気持ちで自分に問いかけてみてから買って欲しいなと思います。

これは別に高い服を買えと言っているわけではないです。
ユニクロであっても、エルメスであっても同じだと思うのです。

結果的に、一生着れなくてもいいんです。でも、
その服の命をあなたが引き受ける意識で買って欲しいなと。


一生着れるかどうかで服を選ぶってなかなか大変に思われるかもしれません。そんな時に考えておきたい、買うときのチェックポイントをお話しします。



どういう場所で着るのか?

極端な話をすれば、パーティーに行くのと農作業に行くのでは着るものがまったく変わりますよね?

汚れやすいところに着ていく服は洗いやすくなっていたり、反対に汚れにくいところに着ていく服であれば、洗うことよりもファッション性やデザイン性が優れている。

本来、服というものはそういうもので、場にあったモノを着ることが服装ということでしょう。


どういう状況で着るか??

汗をかく状況で着る服が想定されている場合、水洗いできる表示の服でないとかなり厳しいでしょう。

水で洗えない表示になっていても、洗えないことはないのですが、やはり衣類への負担は相当なものになる。だから、想定する状況に応じた、適切な素材なのか?お手入れ表示なのか??判断する必要があります。

夏ものに、綿や麻が多く、冬物に獣毛製品が多いのも実に理にかなっているのですが、最近は、徐々にデザイン性や機能性ばかりが追求されて、本来のよさが尊重されていないように見えるのは少し悲しいなと思ったりします。


ずっと着るのに耐えうる品質か?

縫製などは、しっかりしているか?縫い目の折り返したりしている部分、どのくらい余裕があるか?またその際処理が甘くないか?とか見てみるといいです。

あとは、洗うと色が極端に出やすいとかもあるので注意です。ただ、これに関しては買う時にすべてを確認することは難しいので、一度買って「失敗する」というのも経験値が貯まるので、ある意味いいと思います。

 

 

最後に、一番大事なのは流行に流されず、自分のスタイルを貫くこと。

一生着れる服を・・・という話をすると、
必ず「いやいやファッションには流行があって」みたいな話をされる方が必ず居るのですが、「流行」なんて、しょせん「自分以外の誰かが作り出したもの」。それに振り回される人生なんて・・・


これは服に限ったことではないですよね??

たとえ世間一般の流行遅れの服を来ていても、自分の気に入ったものを自分のスタイルで着こなしている人のほうがよっぽどオシャレだと思うんですよね。

また、流行に流されない服、クラシックなスタイルというのもいいですよね。
というわけで・・・

衣服とずっと大切にするために、「洗い方」と同時に「買い方」も少し意識してみてくださいね。










この記事を書いた人
中村 祐一(Yuichi Nakamura)

“洗濯王子”の愛称で呼ばれ、テレビや雑誌などの各種マスメディアでも活躍中。
東京都内で、日本で唯一の洗濯専門の教室「SentakuStudio」を主宰している。また、自身のホームページでは、洗濯に関する相談などを受け付け広く洗濯の啓蒙に力を注いでいる。

オフィシャルサイト http://www.sentaku-yuichi.com/

 




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